皆さんは今『昆虫食』が世界的ブームなのはご存知でしょうか。
アジアやヨーロッパだけでなく、アメリカにおいてもその人気は拡大しており、多くの企業が昆虫食に挑戦しています。
今回はその中のコオロギにおいて最大手と言われている、昆虫食スタートアップEXO社を紹介します!
<目次>
- EXOとは?
- 資金調達
- 買収
- 売上
- 商品
- 特許
EXOとは
EXOは2013年設立のコオロギを使用したプロテインの製造・販売を行なっている昆虫食スタートアップです。商品の加工だけでなく、原料となるコオロギの生産にも乗り出しており、今後さらに規模を拡大していくと予想される昆虫食スタートアップです。
創業時からミシュラン星獲得シェフがプロテインバーを開発しており、環境だけでなく美味しい製品にもこだわっている企業です。
コオロギプロテインなどを販売する自社ECサイトには、「今、〇〇州の誰かが〇〇を購入しました」とリアルタイムで表示される販促方法も取り入れており、販売戦略やマーケティング面も充実しています。
資金調達
EXOは多くの資金調達に成功しており、
2014年のシードラウンドでは約1億3000万円を調達(Collaborative Fund、Start Garden、Tim Ferriss)
2016年のシリーズAでは約4億5000万円を調達(昆虫業界では史上初)
合計約5億8000万円を調達しています。
買収
2018年に米アスパイアフードグループに買収されて、傘下となっています。買収金額は公表されていません。
売上
公開されている買収前の売上は22億円と、昆虫食業界ではトップレベルの売上です。
商品
EXOピュアアチェタクリケットパウダー
チョコレートチップクッキー生地プロテインバー
上記以外にも商品はありますが現在は5種類のみとなっており、[商品の多角化 < 商品の質・マーケティング]に力を入れているように感じます。
特許
親会社であるアスパイアフードグループがコオロギ関連の特許を多く取得しています。
以下アスパイアフードグループのコオロギ関連の特許になります。
- 昆虫を噴霧乾燥するための方法とシステム
- 昆虫用の精密給水システム
- 昆虫の生息地と栽培システム
- 昆虫用の精密給水システム
- 昆虫生息地スタッカー
まとめ
アメリカNo.1のコオロギプロテイン!昆虫食スタートアップEXO、いかがでしたでしょうか。買収されてから自社コオロギ生産工場も増やし、より成長してくEXOは今後、米国の昆虫食市場を開拓・拡大していくでしょう!
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