皆さんは昆虫食を食べたことがありますか?
実は今『昆虫食』が環境や健康にも良いと、世界的なブームになっているんです!
ひと昔前まではゲテモノとしてのイメージが大きかった昆虫食ですが、今では多くのスタートアップが参入して昆虫食を開発し、コオロギクッキーなど様々な商品があります。
今回はそんな昆虫食を開発・販売するTAKEOを解説します!
<目次>
- TAKEOとは?
- 販売商品
- 価格帯
- 売上
- 提携
- 研究
- 特許
- イベント
TAKEOとは?
TAKEO株式会社は2014年設立の昆虫食メーカーです。昆虫食の開発・製造・販売を行っており、製造者からの買い取りや輸入で仕入れた昆虫を、自社工場にて加工しています。
販売商品
商品は姿のまま食べる昆虫食から、ふりかけやキャンディーまで、様々な商品を販売しています。
こちらの銀パックシリーズはドンキホーテなどで見かけた人もいるのではないでしょうか。姿のまま食べる昆虫食は抵抗もあるので、昆虫食上級者向けや罰ゲーム用などに人気がありそうですね!
他にもタガメサイダーやコオロギクッキーなど豊富な種類の商品を販売しています
価格帯
商品の価格帯は500円〜2,000円ほどで、昆虫食では平均的な価格帯で販売しています。昆虫食が初めての人でも始めやすいですね!
売上
気になるTAKEOの売上ですが、2021年6月期の売上高が2014年の設立時の売上高の22倍になる見込みであると公表しています。金額は公表していませんが、日本ネット経済新聞にて7,500万円と推定されています。(2021年7月1日の記事)
提携
提携先は多くあり、
などで共同で商品開発などを行なっています。農業高校が提携先に入っているのは意外ですね!
研究
弘前大学とのトノサマバッタの食用利用に関する共同研究や、「むし畑」プロジェクトによる畑で育てた牧草でのトノサマバッタの養殖などの研究を行なっています。大学との共同研究は昆虫食を食べる側も安心できますね!
特許・商標
TAKEOは「食用昆虫の臭みの軽減処理方法」の特許を取得していますが、面白いことに「tagame タガメ」の商標も取得しています。
経緯としては、タガメサイダーを発売するにあたって「他社の権利侵害にあたらないか」「タガメは、食品、飲料において『一般名称なのか』」という2つの確認のために、商標を出願したみたいです。
TAKEOは「tagame タガメ」に関して「タガメ関連の商品が増えることは嬉しい」として無償で商標の権利を公開しています。他社の排他的な独占によるタガメの商品市場の閉塞化を防いだ、素晴らしい取り組みですね。
イベント
TAKEOは池袋駅の駅ナカ生き物キャラバン や キモかわいい展など、多くのイベントに昆虫食を提供・出展しています。また、10回以上も開催しているオンライン昆虫食雑談会なども主催しており、昆虫食関連のイベントに積極的に取り組んでいます。
まとめ
昆虫食業界を引っ張る会社TAKEO、いかがでしたでしょうか?ドンキホーテやスーパーなど身近な場所で気軽に買える昆虫食は、今後も需要が増えていくことでしょう。
姿のまま食べる昆虫食にはやはり抵抗がある人も多いので、今後も昆虫を原料としたより美味しい昆虫食の開発に期待ですね!
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